現在5年生は火曜日と水曜日のクラスに分かれていますが、スピーチに関しては、ほぼ進度が同じです。
doing funny things が共通課題
5年生が今取り組んでいるのは、Speech Adventure 2のUnit3
“What are you good at?”
“I’m good at (得意なこと). I can (動詞または動詞+目的語) very well.”
という基本表現です。テキストでは得意なことは
- sports(運動)
- music(音楽)
- doing funny things(おかしなこと)
の3種類が紹介されていますが、日本語を常用する者にとって馴染めない発音が多い 3番目の doing funny things というのがなかなか耳に残りにくく、どのように発音すれば良いのか、皆悩んでいました。この英語表現には日本人が苦手だと言われている音の ng , n , th がたくさん含まれています。この短い表現に難解な音がここまで多いと、さすがにドリル(反復練習)をする時に皆この表現を避けようとします。そこで今一度フォニックスルールでそれぞれの音を確認しました。その結果、一つひとつの音を別々にすれば発音できるのですが、ng と n の発音の区別と ng の直後にsの音(実際にはzの音)をつけるのがとても難しいということが分かりました。
多くの日本語話者が不自然で発音しにくい音が正しい英語の発音です
英語は日本語と違い、すべての音に母音がつくわけではありません。日本語で母音がつかない音は「っ」「ん」だけです。しかしながらこの二つの音は多くの場合発音されないことが多いのです。だから n と ng の音が区別できなかったり、ng の音を発音した後に z の音を出すが不自然で気持ちが悪いと感じてしまうのだと思います。24時間をほぼ日本語だけで過ごしている私たちは、思いもよらないところで英語の発音がそれに近い日本語の音に引っ張られてしまい、自分では気がついていません。だからこそそれを意識したトレーニングが必要なのです。「ちょっと違うんじゃない??すごく変な音だなあ・・・」と思える英語の音がいつの間にか「絶対にこの音でしょ!」と自信を持って発音できるまで何回も練習しましょう。発音とはそんなに簡単ではありません。当たり前です。英語は日本語とは音声的に全く異なるわけですから・・・・そんなことを確認して、何回も間違えながら基本文と答え方のパターンを練習しました。その結果「今日の帰り道はずーっとdoing funny things を練習して帰ること」が宿題になりました。日本人にとって不自然と感じられる音を小学生のうちに繰り返し練習し、英語と日本語の音の違いを深く認識することによって、さらに成長した時に自然と英語らしい音が続けて発音できるようになっているはずです。